MY CLAPTON BEST BOOTLEGS
突然ですが、思い立ってクラプトンのブートベスト10を発表します(笑) クラプトンのブートは本当に数多く出てますし、優良アイテムも多いですよね. ここでは、思い入れ(またかい笑)も加味して、幅広い時代から万遍なく選ぶことを 目標にしましたが、好きな時代が70年代なので、モレはどうぞお許しください. ほとんどがMID VALLEYからになっていて、プレミアがついているタイトルも多いですが、 トレードなどでも是非聴いてみて下さいね. また、皆さんのベストも是非教えて下さい〜〜

1位:DEREK AND THE DOMINOS/LIVE AT FILLMORE (TARANTURA) すいません、先の思い入れブートと順位が違います(笑). ドミノスでのクラプトンのギターは、とにかく最高で、強さ、優しさ、激しさ、弱さ、 人間の感情の全てを表現できていると言っても過言ではない気がします.そのドミノスの フィルモアでのライブを最高のサウンドボードで収めたものがこれです. 恋は悲しきものでのギターソロ、GOT TO GET BETTER IN A LITTLE WHILEでの出だし、 そしてクラプトンのヴォーカル....最高です. SLUNKYレーベルからこの日の音源は入手可能だと思います(ほんの少しだが一部にカットあるらしい?). 2位:RAINBOW CONCERT (EMPRESS VALLEY) ここでの仲間に支えられたクラプトンには本当に泣けます.しかしその中でも 力強いソロを聞かせてくれます.ピートタウンゼント、ロンウッド、スティーブウィンウッド との友情も美しいですね.オフィシャルもありますが、この完全版はオフィシャルを一蹴してしまう、 最高のドキュメントですね.ブートを聴いていて、本当に良かった!と心から思えるアイテムです. MID VALLEYからの再発がアナウンスされてますね. 3位:ORCHESTRA NIGHT (MID VALLEY) クラプトンブートランキングでは、これからも常に上位にランキングし続けるであろう名盤ですね. なんせオーケストラとの共演ですので、たまりません.個人的にはBELL BOTTOM BLUESに感動しました. ECクラシックが、オーケストラとの共演で、たまらなく新鮮ですね. 4位:INTO THE FIRE (MID VALLEY RECORDS EXCLUSIVE) まさにぶっちぎりアイテムですね.93年の日本公演を最高のステレオサウンドボードで完全収録. こんなものが出てしまっていいんだろうかのタイトルです.内容も、ブルース、ECクラシックと幅広く、 とても楽しめます.ピッキングニュアンスまで生々しく伝わってくるあまりの高音質のため、 それまでAUDソースで聴いていたライブとは全く別物のようです.ウルトラスーパー超ど級アイテムですね. (じゃあなんで1位じゃないねん....笑) 5位:LZ WAS WHERE (TARANTURA) 74年のクラプトンが大好きですね.チャップリンのSMILEから始まるライブで、前半のアコースティックセットが特に好きですね. この年は酒でベロベロなことが多いクラプトンですが、これらのハマースミス公演では丁寧に、しっかりと演奏しています. 74年ツアーの集大成的なライブです. EC IS HEREレーベルから出た10 CD BOXでこれらの日が聞けると思います. 6位:CREAM/SUN VANISHES (MID VALLEY) クリームで一つ選ぶと、やはりこれになるでしょうね.オリジナルのREAL CREAM (GOLD STANDARD)も捨てがたいですが、 パンフレプリカ付のMID VALLEY盤に軍配をあげちゃいました. クリーム時代のクラプトンのギターは、まさに「スンゴイ」としか言いようのないものです.若さ、グループ内の緊張感など、 色々な要素があったと思いますが、とにかくインプロの嵐で、息つく暇もありません.終わりかなぁ、と思うと続いたりして、 展開もスリリング.本人たちも予想できない展開は、本当の即興ですよね.既発からの音質のアップ度では、 MOON BEAMS(MID VALLEY)の方が上ですが、演奏のパフォーマンス的には、このデトロイト公演の方を選びますね. 7位:WONDERFUL TONIGHT (THE SWINGIN' PIG) 78年、83年、85年とレアな年のライブを全て最高のサウンドボードで収めたこの6CD BOXは、さすがTSP!と唸るしかありません. そのそれぞれがその年の決定版にふさわしいタイトルなのですから、これほど美味しいアイテムも少ないでしょう. 買い逃して、ずっと欲しかったアイテムですが、友人に譲って頂きました.有難うございます!! BELL BOTTOMレーベルから、GOLD CD仕様でコピー盤が入手可能だと思います. それにしても、TSPの終焉は、返す返すもイタイと言うしかありません.色々なアーティストの良質なアイテム(ほとんどがサウンドボード) を、安く(!)出し続けた、歴史に残る名レーベルですね.YELLOW DOGもしかりですね.その他にOH BOY!, GREAT DANE, SILVER RARITIES, KTS, BIG MUSICなど、ヨーロッパの名門レーベルは軒並み、法律変更によって廃業を余儀なくされました.あ〜ぁ、ブートのせいでオフィシャルの 売上が落ちるなんて、絶対ないと思うんですけどね〜〜〜(パイレートものと勘違いしているのではなかろうか...) 最近もVIGOTONEが廃業したし、寂しい限りです. 8位:ACOUSTIC WALTZ (MID VALLEY) それまで出ていたUNPLUGGED関係のブートを一蹴してしまった、驚きのステレオサウンドボード完全版です. 評価が高かったMID VALLEYですが、これでトップの座を安泰なものにしたタイトルですね. BEATLESでいうとA HARD DAYS NIGHT、徳川幕府で言うと家光のようなものですね(なんだそれ爆). デビューして出た人気を永続的なものにするかは、ホップ、ステップ、ジャンプの「ジャンプ」があるかないかが 鍵だと考えていますが.MVはそれまでORCHESTRA NIGHTやKIND OF BLUES, PLAY WITH FIRE REVISTED, FILLMORE DOUBLE NIGHT など良質なタイトルを出してはいましたが、これらは決定版ではありながら、それまで他のタイトルで聴けるものだったりして、 真の名レーベルというにはまだぶっちぎってない感じでした.それがRINGTRICKでむむ?となり、SOUL MATESでおぉ!となり、 ACOUSTIC WALTZでとうとうぶっちぎり、クラプトンブートレーベルの盟主の座についたと、 そういう風に思っていますですハイ(僕だけか?笑). そしてここからが大事なのですが、その後もJOKER,ADDICTED TO BLUES, DOUBLE IMAGE, INTO THE FIRE, ARCHIVES PATHFINDER, WIRED, JOKER2など、他を寄せ付けない、まさにぶっちぎりアイテムを出しつづけることで、その座を確固たるものにしているというわけです. また、既発で聴けるタイトルがあっても、パンフレプリカなどのおまけがついたりして、やはり決定版となっていますね. この決定版であり続ける、ということは並大抵ではできないですよね. ところで、このタイトルがもし再発されるなら、是非映像完全版DVDとのセットでお願いしたいところです(如何でしょうか?笑) 音源はSUPER SONICレーベルのものが現在入手可能だと思います. 9位:719 (AKASHIC RECORDS) これも74年ツアーの名音源です.74年は好きなので、2つもランクインさせてしまいました(笑).7月19日のLONG BEACH ARENAでの 音源で、12月のLZ WAS WHEREとは違い、この日には勢いがあります.口笛から始まるSMILEに代表されるように、この日のクラプトンは 調子も良く、かなりの名演奏を聴かせてくれます. そしてこのAKASHICの装丁が、車のナンバープレートを模していて最高です.個人的には、このAKASHICの遊び心を感じさせる装丁は とても好きです.こういう遊びもブートならではですよね.MID VALLEYからも同音源がON WHITEに収録. これもEC is HEREの10 CD BOXで聴けたと思います. 10位:SAME OLD BLUES (SCORPIO) 知る人ぞ知る、スコルピオの名盤です.ブートCD初期に出たもので、87年MSGでのライブをサウンドボードで収録. 初めに出た、流出サウンドボードCDだそうです(それまではアナログのコピーか、オーディエンスばかりだった). 日本に入ってきた数もあまり多くないそうで、中古で見かけることも滅多にありません. クラプトンのライブで重要な日、というわけではありませんが、ブートCD史上重要な一枚であることと、 大好きなスコルピオレーベルということで強引にランクイン(笑) ImperialレーベルからMSGというタイトルのコピー盤が出ています現在廃盤ですが、こちらは入手可能でしょう.