2001年ERIC CLAPTON BEST BOOTの発表ができることとなりました。選にあたったメンバーは
以下の7人です。
zak,猫さん、スローハンドM谷さん、隠密さん、KEYさん、おとぼけチューさん、まるさん(以下敬称略)
自己紹介のページです。

選考方法としては、皆にベスト10をあげてもらい、それぞれの順位に応じた得点を和して最終順位 を出しました。ただ、得点を傾斜配分したため、推した人数が少なくても、高い順位にあれば総合順位でも 高い順位にあります。順位付けもしましたが、選外になったブートでもお薦めのものはたくさんあります。 途中でそういったブートも紹介しきますので、最後までお楽しみ下さいね! 2002 March, zak


第10位 SERIOUS ULCER (WISHING WELL)

ああ困った。おい、これがベストテンの2位かあ?っていわれますよね(笑)。 「INTO THE FIRE」みたいな大物を下位にするからこんなことになるんだよね。 以下私がこれを推す理由。(1)、81年ものはめちゃくちゃ貴重(昨年は81年 ものが3タイトルも出たがすべてWW製だった)。(2)、かなり高音質。もちろん 81年ものではベストでしょう。(3)、演奏がいい。例えば次々に転調していく 「Ramblin' on my mind/Have you ever loved a woman」の渋さ。そしてこの日の ハイライトの「Cocaine」は延々と続く長い演奏ですが、妙にしっとりとした不思議な 味わいがあります(そのわりには曲中”We want some!!”なんてヤバイことを いったりする)。残念ながら終盤の3,4曲が未収録ですが、これで完全収録なら 文句なしの名盤と断言したい。これまでブリティッシュ・バンドの演奏は、地味で 面白くないという思い込みがあってあまり好きじゃなかったんだけど、昨年の一連 のブートでずい分イメージが変わりました。特にゲイリー・ブルッカー時代のものは いいなあ。(猫:ベスト10の2位) これは僕の持つ数少ないWWものの一つです。僕もゲイリーブルッカーが好きで、彼が参加 している81、82ものを聞きたいよ〜〜〜って言っていたら、なんとかなりの高音質のブートが リリースされてしまいました。題名は深刻な胃潰瘍ということですが、僕はずっとSERIOUS UNCLE だと思ってました。「まじめなおじさん」なわけないですよね(笑)。WWのブートが会員制通販店以外でも 買えたらいいのになぁと思っているのは僕だけではないでしょう。(zak)


第9位 JUST ANOTHER NIGHT(SIVER HORSE)

これは私としては、この位置に入るべくして入った!ってな感じです。 昨年11月頃zakさんのサイトをご覧になっていた方は、納得して頂けるのでは と思っておりますが、如何でしょう? 詳細は、zakさんが編集し纏めてくれたページをご覧ください。 Disc1の一曲目の出だし、クリス・ステイントンが奏でるピアノのイントロだけで なんじゃ〜ぁ、こりゃ〜ぁ!状態になってしまいました。 いや〜ぁ、とにかく聴き比べまくりましたヨ、オフィシャルCDと!(笑) 昨年一番聞いたCDじゃないかな〜ぁ? でも長年の謎が解けて、スッキリしました。 これもコアなECファン皆さんのおかげだと、感謝しております。 そしてSilver Horseさん、ありがとう♪(スローハンドM谷:ベスト10の3位) これも昨年の収穫。私は同音源「Just the second night」を持っているんですが、 音が悪いんで印象の薄いブートでした。ところが本作ときたら、ここまで違うともう 別音源じゃないかと思うくらいの格段の音質アップ。よほどマスターに近いジェネな んでしょう。こんなことがあるからブートは楽しいですね。実際音は部分的にはオ フィシャル以上といってもいいくらい高音質でした。もともと地味なブリティッシュ ・バンドなんで、オフィシャル「Just one night」のクリーンな音質では大人しすぎ る感じがするんですが、このブートを聴くとなかなかの迫力で、武道館ではこんな風 に聴こえてたんだなあと思うとブリティッシュ・バンドの印象もちょっと変わりまし た。M谷さんのいうように、これとオフィシャルを聴き比べることでオフィシャルの 編集についてもいろいろ分かりましたね。(猫:ベスト10の5位)


第8位 BLOW WIND BLOW(WISHING WELL)

「SERIOUS ULCER」に続いてこれもブリティッシュ・バンドもの。え〜、1位がこれか いって??でもこれ結構いいんですよ。まず81年と同じく殆どブートが出ていなかっ た82年ものというのが貴重。私の知る限り昨年82年ものも3つ出たんですが、その中 でSilver Horseの「BUFFALO STOMP」はなかなか高音質で、おおこれは凄いと思った わけです(「青い影」も聴けたし)。ところが、遅れて出た「BLOW WIND BLOW」の音 はホールエコーが気持ちよく効いてて、もっと良かったんですよ。加えて演奏が 「BUFFALO STOMP」とは比べ物にならないくらい良い。例えば「Layla」のソロはいつ もルーチンのフレーズから大幅に逸脱してめちゃカッコよくて、ブリティッシュ・バ ンド時代で一番いいんじゃないかというくらい。欠点は1曲めがカットインするこ と、時々ノイズが入ること、半音以上ピッチが高いことですが、あまり気になりませ ん。ところで最近Grace fudgeから本作と同日(同音源?)のブートが出たようです が、音はどうなんでしょうか?(猫:ベスト10の1位) (追記) 処で猫さんのBEST1にめでたく輝いたこのCDですが、ご質問のあった Grace Fudge「SIMPLE TRUTH」の音質との差ですけど、何せお恥ず かしい事にこのCDを持っていないので直接比較は出来ませんでした。 但し、SILVER HORSEの「BAFFALO STOMP」との比較ではSL盤より下の ランクの音質でしたので、猫さんの同年音源に関する記述の流れから すると「BLOW WIND BLOW」の方が高音質と推測されます。(スローハンドM谷) 1993 FINAL NIGHT (MASTERPORT)

何でこれが1位やねん?っと皆さん思われるでしょうが、それがそうなんです!(笑) 音質よりも、ECの演奏の熱の入れ具合を優先しました。 (あくまでも私の感想でですが・・・。) この日は「INTO THE FIRE」の収録日と伴に、両日共武道館に見に行っておりました。 この年の日本公演は武道館初日から行ったのですが、通して振り返っても この武道館最終日が、最高の出来だったと思っておりました。 その最高の演奏の日の音源が、待ちに待ってやっと昨年日の目を見たんですから、 第1位にしない訳がない!音質だって、結構イケてると思いますよ。 そしてこの日ECがノッテいた事が良くわかる箇所が、「Cocaine」です。 イントロで、あのCCRの名曲「Green River」!のフレーズを弾き始めたんです。 当時このフレーズが飛び出してきたとき、うぉりゃ〜ぁ!と吠えたのは 私の様なオヤジRockファンだけだったですなぁ。 購入された方、Disc2の最後の方まで聞きましたか?(笑) 未購入の方、このフレーズだけでも価値ありますよ!(スローハンドM谷:ベスト10の1位)


第7位 THE CONSCIOUS CONTACT:NEW YEARS EVE DANCE 2000 (THE GUILDFORD BROTHERS)

掲示板では色々議論されたらしいですが、内容・音質共なかなか良く、非常に楽しませてもらいました。 ゲイリー・ブルッカーの健在ぶりも嬉しかったです。レアな曲もやってますしね。 日本でもこんなリラックスしたシークレット・ギグを見てみたいもんです。(まる:ベスト10の3位) 賛否両論だったこのブートも、内容的には最高の一言です。なんせ1)曲がレア 2)音質最高 3)リラックスして楽しそうなクラプトン と3拍子(?)揃った名盤です。市場からもすぐになくなり、 中古でもめったにみない逸品となりました。(zak:ベスト10の3位)


ここで番外編にいってみましょう。